2012年11月13日

炭焼き。&アレ。

昨夜、寝る前に炭焼きのことで、急に不安になったのだった。乾いた薪(注、炭になる方ではなく、窯の圧力や温度を上げるための材)がほとんどなくて、大丈夫なのか。ネットやhataoさんのブログにも、そのことは書かれておらず、図書館から借りた参考書や、炭焼き委員会のファイルにも薪材の性質には何も書かれていない。もしかしたら、薪というからには、乾いているのが当然のことなのかと、愕然とする。
 翌朝、そのことをmura住職に尋ねたくて、朝のお勤めに行く。座禅と読経が終わって、掃除を始める前におそるおそる尋ねると、「そんなもん、乾いてなくてもぜんぜん大丈夫」と言われ有頂天になる。ついでに、炭窯の補修や窯をふさぐ時に使う土は、yoromiのどこかに採取できるものがありますかと尋ねると、やはり、「そんなもん、炭窯の足元になんぼでもあるやろ」ほんとにそうなのかと思うが、再び有頂天に。余談だがmurata住職ってなんて気楽な人なんだろうと思う。
 炭焼きは、20年で再生される雑木のあるところに窯を作り、土や泥を自動車で運んだり、遠くにある何かが不必要な仕事なんだなと、実感する。窯自体、粘土だもんな。昨夜、haginoさんにmii小学校の炭焼きでは、kenkouの森(多目的複合施設)近くの黄色い土に、亀裂防止のために砂をなんぼか混ぜたと聞いていたのだが。(haginoさんは建築家で、能登沖地震で壊れた土蔵の修理のためにNPO法人を立ち上げるなど、いわば土のプロでもある)
 昼過ぎに、小学校に行って、炭窯のまわりを見ると、昨年、補修に使った泥があったので、それを使って、asami先生に言われたように、指で押し込みながら、不安な箇所に泥を塗っていく。トトロのような炭窯の胴体をなでるようで気持ちがいい。体育館では、子供たちの遊ぶ声と、きゅっという靴音。休憩時間終了のチャイムの音がなつかしい。統合問題で揺れるmii中学校の広大なグラウンドのmii小学校側の片隅に炭窯は、あり、小中一貫の超特殊な学校を連想する。


泥あそびは楽しいぞ。
夜、統合協議会の5回目に行く。実は、この炭窯は、現教育長のyosioka氏が、校長先生だった時に、作りあげたもので、会のはじめに、「このようなすばらしいプロジェクトを成し遂げ、mii地区の象徴的なものともいえる炭焼きを児童、保護者、先生、みんなでやるようにするほどの方が、どうして安易に学校を消滅させて、市街地に大きな学校をつくろうとするのですか」と尋ねるが、ご返事はなかった。協議会に、いっしょに参加されているmii中学校の校長先生が、会議室に入るなり、「炭焼き、いよいよ始まりますね」と言う。見てたのかよ、と思う。
 しつこいけれども、炭焼きのエコさかげんには驚く。千枚田にキャンドルともすよりも、炭焼きで薪を燃せよ。と調子こいて、思うのであった。
 
 

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