2013年5月4日

正法眼蔵勉強会1日目。

miyuki masanari。トップバッター。「にっちもさっちもいかない私」
誰かが演壇に立ち、それを聞くというスタイルは、どのような趣旨の会であれみながマジメにならざるを得ない。マジメというのは従来の意味のそれとはちょっと違って、もっと深いものがあると思う。そして演壇に立つものの全部があからさまになるのである。話を聞く人の解釈により、それらはいかようにも広がっていく。演壇に立つものは、そのような意図を持っていなくとも、自身の倫理を越えた倫理が突き立てられているのだ。今、あなたの口から出ている言葉は、ほんとうにあなた自身が語っているのかと。あいまいなムードや空気をすくい取っているだけなのならば、あなたはただの幽霊だ。ロボットにもなりきれていない霞みのようなものだ。
 演壇に立っているものは、自らに責められながら自らを探し、自らを語るのだ。自らを絶望に駆りたてるのだ。そのことに耐えうるかではなく、そのことを受け入れられるかが、あなたがそこに立っている理由なのだ。

左 sumikoF 右 itayaA。どうもです。

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