2013年5月7日

正法眼蔵勉強会。3日目~4日目。(?)

 夢を見ているような時間でありました。正法眼蔵の勉強会のことであります。tokyo ginzaにあるギャラリーバー kajimaのkajima makishiさんを通じて知り合った方々が一斉にyoromiに来られます。よい意味でも悪い意味でもなく、yoromiが彼らが帰られるまで乗っ取られます。そして彼らも酒を呑み、タバコを吸い、それはまるでギャラリーバーkajimaそのものがこちらにワープしたようでもあります。違うのは彼らは早朝より坐禅をくみ、経をとなえることから一日が始まるということです。宿坊に泊まり、生活そのものでもあり、旅でもあり、ある種のセッションでもあります。三日連続していわば、議論もすれば、それぞれの今を語り合ったり、うっすらと中心テーマが浮かびあがってもきます。村田住職の「正法眼蔵」現成公案の講義が中心であることは当然なのですが、村田住職はそのテキストがテキスト自体を無に帰するものとしてあると言います。ただ、間違いなくそのテキストが無ければ、この勉強会も無いことも言うまでもありません。
 私の夢はそうして今も続いております。勉強会ではたくさんのことを聞きました。見ました。それらを整理しようにも、なかなかできません。同時に整理しようとする、そのことが、私が夢から覚めることを阻んでいるように思えます。私が生きているということを言葉にすること自体が私自身を一つの物語に閉じ込めているのではないのか。堂々めぐりはそのようにして、そこで起こっている。ただ堂々めぐりをしているポイントが、もしも一瞬でも見えたとしたら、事態はほんの少しづつ変わってきている。そして、今というポイントが微細な変化の数々を現実たらしめていることがわかる。一つたりとも同じことを繰り返すことができないのだと教えてくれる。
 彼らが帰った後の寂しさときたらありません。再び私のyoromiが私の目の前でさびしく広がっています。ほんとうに夢のような時間をありがとうございました。ここで改めて、yoromiに来られた方々の一人一人に心からお礼を申し上げます。私が夢から覚めた時、みなさんは私にとってほんとうの実在として、他者として私の存在と呼応していただけるものと確信をしております。yoromiは暮している私たちからしても謎の定義不能の場所であり続けてほしいと、願っております。


追記。

arimaさんへ。

 コメント機能、今一度試してみてください。こちらでも触ってみますから。

2 件のコメント:

  1. Jusaiさん! 
    arimaです。コメント、見えてますか~ 
    ピピピっピッピピ=3 (交信音)

    『寂しさときたら・・・』
    ↑↑↑
    意外なコメントでした、「へぇ~」でした。

    今回はJusaiさんとお話できましたが、去年まではなんとなく「一見さんお断り」的なオーラで、話すより先ずはこちらを観察・分析しているような感じを受けていたので、、、帰った後はホッとしていらっしゃるのではと思ってました。

    会の間 ずっと小さなメモ帳いっぱいに何を書きとめているのだろう?と興味深深でしたが、みんなの言葉(生証の光みたいなの)とか会のスコアーを付けていたのかな?
    参加者の一人として ありがたく思います。

    私は例年と違って 今回は全体ぼんやりな記憶です。
    これから濃いぃエキスが噴出してくるのだろう、と
    期待しているところです。
    Jiannさんで言うところの「発酵中~」かなと(笑

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  2. さすが、鋭い。実際inekoさん(この言い方がしゃべりやすいから)の言うとおりの気持ちはあります。が、今回のmakishiの様子に触発されました。だから正直に書いたのです。どんどん、相手のことを知っていくと、離れる時って寂しいんです。それに、あんな濃い連中が、あっさりと、いきなりいなくなるんですから、尚更です。
     メモは、一人一人の印象的な言葉をメモっておりました。ブログ記事のまとめになんて考えてましたが、不思議でしたね、あきらかにまとまっていくのに、まとまれば、まとまるほど、もっと、もっとってなってしまって。
     どうか、正直な感想をそのままください。それと、あなたは、まだ発酵ではなく、呼吸が大事だと思います。(どちらも同じ現象なんだそうだ。よくわからんが、オヤジが言っとったようなきがする。)父生物の教師でした。
     うまく言えんが、とにかく、またね。

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