2013年2月19日

学んでおります。

 お昼、erikoさんが、晩飯のことを考えていて、野菜がないなあと言ったので、ハクサイ掘るわと答える。そんな気なんかぜんぜんなかったのに、条件反射で口がすべった。雪中のハクサイはまだまだ、たくさん残っているので掘りたいとは思っていた。今年は前年にくらべて大きく結球したのが多いのでした。漬物にすれば長く食えるしとも思っていた。
 1時間たらずで、10個ほど掘って、夜haginoさんのアトリエに向かう。中学校の統合の話。議会が来月早々に開かれる。保護者から特段の反対がないかぎり、統合にむけて条例改正がされる模様だ。その前に教育委員会のいいかげんな目論見に対する不満をぶつけるために3回目の勉強会を有志で開くことになった。その際、市議会議員や教育委員会側からの出席がありそうだ。で、何が問題なのかをリストアップする。こうした検証がなされる度に、いったいなぜ統合するのかという問いに対する答えが見えなくなっていく。行政は教育コストの削減が理由ではないと言う。議会は表向きには、教育委員会側に説明不足が感じられると言う。賛成の親は自分の子供のことだけを考えている。そしてhaginoさんから建設業界紙の記事のコピーをもらう。着工年度や、基本設計費の予算計上の予定が事務的に書かれてある。教育委員会の理念が統合を進めてはいるが、行政や議会の観念と建設業者の金銭感覚も交りあって、統合推進の主体がわからないんだ。誰にどのような文句を言えばいいのかわからない。無言の民意も明らかに背中を押している。
 帰り際、haginoさんと小学校のPTA会長の人選が難航していることを語り合う。haginoさんがほんとうに不思議がる。「なんで、PTA会長ぐらい立候補する人がいないんだろ。なんで子供の環境がよくなるってことを素直に思えないんだろう」「haginoさんなりませんか?」規約はどうにでもなりますからと提案する私なのでした。いやいや、会長をやっているのが丸わかりだ。統合に反対する時には、これからの三井地区への積極的な展望がセットではないと成立しないような気がすると言うと、haginoさんも深くうなずいてくれた。いっしょに何か考えていきましょうとは言えなかったが、ちょっと前向きになれた瞬間でした。自分の生活をしっかりとやっていくことが、直接、自らの生活する地域を活性化すると思えたのでした。活性化という言葉になんの抵抗もないのでした。東京で生まれ育ってアメリカで仕事をしていたhaginoさんと話していると、田舎の心性を最もバカにしていた自分が最も田舎の心性の具現者であることを思い知らされます。

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