2013年2月18日

学校関係者評価委員会。

 学校関係者評価委員会に出席。校長室で午後4時からっちゅうことで、ただその場におればいいんやろと自らをはげまして、学校に着くと末娘をはじめとする児童数名が小さな雪山で遊んでおった。子供好きではないのだが、無邪気にきゃっきゃっとしている様は希望に満ちているなあと思う。学校というと中学校統合のこととセットになっているから、この子らはやっぱり新しい中学校に通うことになるのだろうかと思う。三井地区の大人は、どうも消極的な統合賛成に傾いているのか、あるいは、統合いやだという声をすくい取る努力を全くしてこなかったこちらのせいなのか三井町から中学校がなくなることを止めてくれと言う声が聞こえてこない。末娘じたいが、強がりなのか、新しい学校の方がいいと言う。そんなことを考えながら、校長室に向かった。
 校長室に入ると、8人の人がすでに着座し番茶をすすっていた。定刻の5分前なのだが10分前には皆そろっていたのではないか。これが、三井ルールなのかもしれん。市街地は定刻から20分遅れても許される。30年ほど前の話だから、wajima市全体がこのように変わったのかしらん。上がり症のくせに、何か言ってしまいたがる。「文部科学省の通達などで、先生方は全国一律のしばりを受けているのでしょうか?どうも生徒に全力的に向かうことを遠慮しすぎなのではないですか」「人口密集地帯の学校とこんな小さな学校が同じルールのもとに学校運営がなされるのはいかがなものか」おっうまく口がまわっているなあと陶酔しながら、さらに隣に座っていた方の重箱をつつくような発言に少し、切れながらも(いじめの話だった)「先生が全てを補足できるという前提でいじめをゼロにしようなんていうのは、むしろ逆効果なんじゃないでしょうか」と言った。
 違うそんなことが言いたいんじゃない。かといって、何が言いたいのかがわからなかった。ただ、黙って座っていることに耐えられないんだ。だからなんでも言う。先生5人と応接机を挟んで学校関係者が4人座っている。緊張で固い首を回してどんな人が来ているのだろうと思い、見ると一番向こう側に座っている方が、ふだんタバコをよく買っていた店の御主人でありました。自販機用のカードを持っていないので店に入り、いつもタバコを一個買うのにすみませんと呼んでいる。この方が学校の田植え行事でお世話になっているあの方だったのだとわかる。妙に感動してしまう。夜、統合のことでhaginoさんから三井地区にも、~さんはなんとか学校を残せないかと文句を言っていると教えられた人は、隣に座っていた方本人でありました。重箱のすみを知っていたのは、元学校の先生だったからなのでした。(もう一人の女性は、私が中学校1年の時の担任の方でした。初めての赴任地だったと記憶しています。すでに定年で退職されています)
あいかわらず、ぼそぼそと、歩いております。
三井地区のことなんか、ほんとうはどうでもいいんだ。子供たちだってなんとか新しい環境に順応していくんだ。と思っている。末娘はいじめられんかなあと漠然と思っている。末娘の学年のお母さん方は、積極的に統合を望んでいる。具体的な理由もある。末娘は同級生たちとぎくしゃくしないだろうかと心配している。あいかわらず、このような平均的な父兄を演じようとしている。私には、自分の住む場所をこのようにしようというはっきりとした姿が見えないのです。大阪で小5の男児が電車に飛び込みました。「どうか一つの小さな命とひきかえに、とうはいごうを中止してください」とメモがあったそうです。小5で、自分を一つの命と呼ぶことに腹が立ちました。でも彼にそう言わせているのは、やっぱり大人の方なのです。自らの住む場所は抽象的なだけではなくて、目の前に広がっている。自らの住む場所がよりよくなるように思え。重箱のすみっこで安住してんじゃねえよ。と言われている。子供たちはきっと、そう言いたいんだ。悲嘆にくれているであろう男児のお父さんの言葉が新聞にありました。「親も含めて、もっともっと話を聞いてあげないといけなかった。話し合いをする中で考えを深め合うような経験をしてもらいたかった。後略」ほんとうにそのとおりです。   合掌。

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