だが、問題は少しもややこしくないし、複雑でもない。ただ、それぞれがそれぞれのスピードを持って、尚且つみんなして、それを合わせようとしているということだ。音楽演奏に造詣のあるあーちゃんが言うとったな。「合わせようとした時点で合ってない」問題がとてもシンプルゆえに、とてつもなく簡単なひと手間で好い故に、今現在の私には、とてつもなく難しい。
ということが今日、わかった。私の心と素直に出会おうとしないこの私がいけないんだ。仏道がどうちゃらとか、言語がどうちゃらとか、私とはどうちゃらとかなんぞ、その次でよかったんだ。
追記
げんさんは、さりげなく、音痴は許されるけど、リズム感は、みたいなことを言っていた。村田住職の木魚に照準を充てようとすると、村田住職のくせのある「森のくまさん」を思い出す。住職にしかできない、(まねできない)リズムなんだ。読経中、ほとんど声が聞こえないけいこさんは「合ってるわよ」と小さく笑う。謎は深まるばかりだが、謎を謎として放置することもありだな。
どぶろく。甘酒に…。甘い。若い。これから。 |
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