2012年8月24日

駐車場をつくる。

教科書に対すると、とたんに小さくなってしまうmorishitaさん。
駐車場を新たに作る。当初、土木会社に普通に頼むつもりだったのだが、十数万円を払うのがおしくて、morishitaさんに頼むことになった。氏は長年、左官職人というベースにとどまらないセンスと経験をあらゆる現場仕事において積んできたのだ。にもかかわらず、中学校しか出ていないと自嘲気味になるのは、漢字を知らないということをはじめとする、いわゆる、高学歴たちの知識を前にしてである。が、彼が本当に、コンプレックスを感じるのは本来的なインテリジェンスに対して、現場で育てあげた自らの頭脳活動が反応してしまうのであろうと推測する。彼に限らず、現場で仕事ができる人ほど、そのようなコンプレックスを、表層的なただの知識家にまで適用してしまう。そうした純粋さがある。と思う。何気ない街やムラの風景はそんな彼らのような徹底的な実務家たちの手によっている。あれっと寸時も感じないのはスゴイと思う。決して、彼らは芸術をできないのである。いいわけをしない代わりに、彼らはミスをごまかすのがとてもうまい。ほとんど、というか、現場にてクライアントにごめんなさいを言ったことは無いと思う。そして、だんだんミスすらできなくなってしまう体になってしまうのだろう。絶対は職人さんの五感にあり。以外に簡単に宗教にだまされてしまうのは、第六感を素直に使うからなのだろうか。

水平をキメる。左 村田住職。  右 morishitaさん。この二人は互いの言うことを聞かない。が、仕事は進む。オトナだ。水平をキメるのはもちろん、水平自身。




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