2012年6月27日

コロガシ&ボカシ&手。(4)

コロガさずに、ボカシをまくだけですむ田んぼがBESTなのですが、今日は手で草をとりました。Tsyouten裏1は例年、用水の事情で、水がじわじわ入ってしまうのですが、今年はその条件もなくなり、水をコントロールできるようになりました。温い水がたっぷりためられているので、米ぬか撒布による有機酸発生でほとんど草がなくなるだろうなあと思っていたら、逆にコナギをはじめとして、オモダカとクログアイ大発生してしまいました。
 まあ、今日で終わるだろうと高をくくっていたら、終わりきれませんでした。いったん雑草が発生してしまえば、一回それらを取っただけでは、再び三度、発生し続けます。雑草との共存にて、時間稼ぎの間に少しでも、稲が優先的に成長するのように促していくしかありません。久しぶりに何も持たず(コロガシやボカシの袋やその他)素手にてこちら側からあちら側への往復を繰り返します。最初は不要なものを整理整頓するような気持ちよさが勝っていますが、だんだん飽きてきて、おまえら何の権利があってこんなところにいるんだと思うようになります。しまいに腹が減ってきたりして、こんちくしょうとも思わずに暴力的に草をかきとったりします。ようするになぜ、俺の気持ちよさを邪魔するんだという姿勢であります。
 毎年、Tsuuoten裏1は手で入っている。ここの苗は穂が出るまでは姿が美しい。株の増え方もよい方です。やりがいがあります。田んぼのまわりに家が2軒あって、人の声が方々から聞こえてきます。不思議と人の話というのは聞こうとしても、何を話しているのかがわからないものです。でもかなり意識しているので、次第に日本語のように聞こえなくなることがあります。yoromiの女の人はいい意味で言葉が荒っぽくて、流行の「~だぜえ」みたいな感じで相手に相槌をうつときに「おぅ」みたいに返事されます。「能登のととらく」という言葉がありまして、父ちゃん(男)が楽なんです。愛情深い女性が多いのです。田んぼにて、(被害)妄想しながらも、その温もりの中で草を日がな一日取り続けられる喜びもありました。幼子の声も、まだしています。笑うにしても、怒るにしても、何をするにしても全力だ。隣の田んぼにはすぐには追いかけれれないのを知っているような顔をして、アオサギが飯を探している。田んぼの温い水にひたって、手をいれたままでいると、(あるいはクログアイと稲の区別に手間取っていると)ヒルが何匹もくっついていたりと、セミも鳴いておりました。
 幼子がおばあちゃんと散歩しています。「ホタル見に行きたいって」と別な家のおばあちゃんに。
別な家のおばちゃん「へっ、ホタルう。ほんとけ。紙に書いておこう。昨日出たけ。昨日って何日?」
 jusaiも昨日、家の前でホタルを見ました。というわけで、書きました。

こんときは、まだ元気。

まだ元気だな。

sumikoさん。撮影。

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