2012年5月2日

苗床から田んぼへ。2/3

写真中央にアオサギがおります。

モグラの穴。このきれいな仕事ぶりにはいつも感心する。(yoromi銀座田2)
アゼ モグラの穴 修復 →https://picasaweb.google.com/100960978849891229478/heYpJI

yoromiばばなき田んぼ。


無数の生き物が通りすぎていったとは思うのだが、きめきめのものしか見ていない。モグラの穴、アオサギの巣、蛇のトンネル、納豆菌にこうじ菌にオタマジャクシと思い出しただけでも、けっこうたくさんの名前があがるが、ほんとはもっと多いはず。写真を撮ろうにも、アオサギなんかはカメラを構えるとけっこう遠いところからでも気配を察知したのか飛び去ってしまう。モグラは飼い猫がよく狩をしては食わないので、けっこう見るのだが、死んでいる。死んだ蛇もいたなあ。オタマジャクシを見てはかわいいなあと思う。でも家では最近カメムシの行動が目に余るので飛んできたやつは即座に、、、。やつの匂いがたまらないし、そこまでして他者に対して敏感なところなんかがイヤだ。
 一人で田んぼでスコップでドロを取ったり張ったりしているのは、ちまちましたことを考えるのが好きなものにはつらいものがある。自意識過剰である。おそらく、仮に見ていたとしてもjusaiのこの心を見ているわけではないのに。最近はまたやってらあと自分を少しは笑えるようになったのが救いだ。
 yoromi地区にも神社はある。そのまん前に3枚の田んぼが並んでいる。今年は鳥居の前だけれでも拍手を打った。いつもは気付かれないように黙礼はしていたのだが、よく考えてみれば、気付かれないようにと考えているということ自体に、すでに他者の視線が絶対的にあるではないか。みなさんに見てほしいと思って打った拍手のなんとすがすがしいことか。パチンとなる音が現世の音という音をどこかに追いやるようではないか。さらには妄想の他者もどこかへ吹き飛んでしまっていて、絶対的な他者として絶対的な他者に対面しているではないか。
ワラビをとってくるのを忘れた。(sakata4枚田)
などと妄想をしながら、ぶすっと無表情で田んぼにおります。心はそうとうに揺れております。
にもかかわらず、仕事は順調に進んだのだった。

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