2011年6月6日
あんたにゃかなわねえなあ
ソウルという名前の青年と小さな旅をする
おっさんと若者だからそうそう話は合わない
こともないのだ
こいつのとおちゃんはその世界ではものすごい有名人で
その遺伝子を直接うけついだ目の前のこの若者は
やっとそのことに気付きつつある
いや遺伝子同士だからよそもののおいらにはわからねえ世界の話かもしれない
ネムと呼ばれたこいつのとおちゃんの話が車中で話題になる
すごいなあ、すごいなあとうなづきつつも
どこのなにがすごいのかはちっともわかっていないおいらの大脳は
ときどき本人の意思にそむいて一服こいてやがる
が、ネムさんのことを考えるとしみじみと笑いがこみ上げてくるおいらなのだ
一服こきすぎて空腹でダメを押された大脳とともにすしべん(当地で有名な飯屋さん)にはいって
カツどんを食う あまりのうまさに満足すると視野のかたすみにおっさんのオーラが侵入する
偶然をおどろく前に全ては定められた運命のように展開する
ネムさんの実物がおれらのテーブルに近づいてきてすわると
カツどんを注文した
それは、まぎれもなくネムさんの本物だったのだが
それでもなお、ネムさんのイメージを追うしか手がなかった今日の私でありました
まあただの偶然ですけどおー
ネムさん画像あり(撮影 村田和樹)
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