現実ってあんまり大きすぎて目に見えない
たいへんなことが起こっていなくても
やっぱり大きいのだろう
あんまり大変すぎると
ニュースにもならないし
正確に起きていることを説明すると
結末のないというよりは結末しかない
物語のようにしか聞き取れない
読めない物語のようだ
国際的に信頼されている機関の説明が
まるで出来すぎたシナリオになってしまうのは恐ろしい
相変わらず責任者の顔が目に見えないのと
放射線が見えないのとぐちゃぐちゃになってしまい
最終的には各人がどう読み取るかしか手がないではないか
世界は 日本は もはや全体がパニックなのではないか
もともと明日は希望とともに成立するのならば
もしも明日がまだ人間のもとにあるのだとして
昨日のような顔をした今日がまだかろうじてあるのならば
どれほど悲惨な物語が今進行しているのだろうか
こどもたちはみんなちゃんと大人になれるのだとして
未来の大人は今日の大人をどのようによんでいるのだろうか
かっこいい大人たち
をみつけることができるのだろうか
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