2013年1月31日

教育委員会。

うち猫は日向ぼっこ。

野良ネコは日陰を。
明日、輪島市内の中学校統合の勉強会のようなものがあるので、これまでの顛末を整理しようと資料を読み返したのだが、教育委員会側の資料は、市民が疑問に思うだろうことについて、ピックアップ上手なのだが、市民がなぜそのような疑問を持つに至ったのかということについては、まことに鈍感だ。わざとはぐらかしているんだとしたら相当な能力なのだが。
 しかし、自分の疑問の持ち方も、少し甘いな。それに疑問が晴れてほしいと本気で思っていない。子供たちひとりひとりが違うことを考えていて、学校に対する風景も全部違うときているから、なおさらやっかいだ。教育という意志で本来、自由な児童を囲い込むのだから、最初から矛盾をもはらんでいる。
 考えるに、子供は未来そのものだなと思う。そして、もっと考えるに私たち大人は、自分たちの不始末を子供におしつけるのが上手だ。子供たちは必ず大人になって消えてしまうもんだと、高をくくっているのだ。金をかけとけばいい。新しい学校を与えればいい。その後は自分でものを考えろ。だ。
 小さな成功の連続でここまでになった人類は、今や、失敗の悪循環のような自意識に閉じこめられているのだ。そのことに気づかないようにすることが進化することだと。
 

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