20時間ぶりの理想曲線復帰の瞬間。sendai先生。ほんとにうれしそうでした。 |
日雇い仕事を終えて、炭窯に来たのは、18時をこえていただろうか。時間の経過がとても速いような気がする。時間はカマダキの最中はこのように進みそうだ。さて、kakida先生の第一声が聞こえる。「78・…度」。このまま様子見でいこう。ダメかなと大丈夫が同居している。友人のhataoさんに電話すると気持は焚きなおしに傾く。
いつの間にか、asami、kakida両先生と、jusaiの3人で、炭窯の本体から煙を出しているところに粘土をぬっていた。粘土を少し持って、片手で炭窯の体をなでているみたい。asami先生が炭窯においでると、余所の小学校の先生という感じを忘れている。というより、炭焼きが好きなんだという姿勢しか感じない。「複雑な心境です。たしかにやっていて、楽しいです。が、虚しさがあるんです」形式的な責任は負えないのに、実質的な責任をかぶられているのである。
yoromiの子供たちのほとんどとかかわっているので、小学生の往時知っている。yoromiの子供たちの様子の話になり、一人一人をjusaiの知っている限り、まとめて話すとほんとうにうれしそうでした。もう、佳境を迎えている炭窯を前にしては、先生とPTAなんぞという関係性が消えていくような気もしました。あいかわらず、手は粘土を持って炭窯をなでている。煙の様子をちらちら見ながらも。やっぱりだめなのかなと、もしかしたら大丈夫かもしれないが、ぼんやりし始める。
職員室で休憩することになる。雑談になり、ふと、大学生の時に、少し付き合っていた女性の消息を聞いてみる。小学校の先生になって、市内にいるのだろうとは思っていたのだ。教頭先生になっているそうだ。ふげえ。もうそんな年齢なんだな。俺らは。もうじじいなんだな。点火もせずに終わるのかと、炭窯の現在とリンクするのであった。灌漑にふけっていると、asami先生が炭窯をもう一回見てから帰るというので、一緒に皆して、職員室を出ると煙の匂いが、濃く感じる。新たに加わったsendai先生が、温度を測ると、80度台を計測したのであった。asami先生とjusaiはハイタッチで喜びを分かち合ったのであった。
こうして一日をたどっていると、窯止めまでは、決して安眠できんなあと思っている自分がいるのでありました。
つづく
0 件のコメント:
コメントを投稿