そこにおられるかみさまはなにも手出しをされない。いっしょうけんめいやっていれば、助けてくださると思っているうちは、まだいっしょうけんめいではなかった。だれもなんにも手出しされないということは、とっても冷たいようでいて、あったかいのかもしれない。手出しがいつだって優しいとは限らないもの。われはただ見るもの、そのようなものは、なかなかない。
もうすぐ稲刈りだ。この季節はちょうど、秋がとつぜんやってきたようにして、あの暑さを遠くに懐かしむ。寂しい季節に田んぼをまわりながら、稲穂の数を数えている。もっといっしょうけんめいにやればよかったと後悔を数える。来年こそはただ、いっしょうけんめいになろうと思う。毎年くりかえすことだ。
Heaven helps those who helps themselves.
なぜだか、忘れない一節だ。田んぼさまに見放されないような自分を見てみたい。来年。
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