へび。 画像中央に赤い視線がございます。 |
ゴールデンウイーク前後に植えられた稲はすでに葉を広げて、風にもこもこと揺られています。人様の田んぼとはいえ、気持ちがいい。温い田んぼの水が白く濁り、あわあわとしていて、なんとも稲もうれしそうであります。yoromiの田んぼも早苗が植えられたからには、どんどん追いついていくことでしょう。田んぼに連日入っていると、多くの生物と遭遇しています。意識に登るだけでもかなりのものです。へびも多く出会います。jusaiはへびが苦手で、今でこそ、恐る恐るまたぐこともできるのですが、田んぼを始めた当初はへびという文字すらダメで、文句なく、理屈なく、絶対的に恐怖の対象だったのです。今でも、縄やながいものを見ると、一瞬へびかと思い、びくっとしています。ダメなんです。どうしてもダメなんです。触るどころか、目に映ることはおろか、頭に思い描くこともできません。生物図鑑などの写真も触れません。自分の生きている間は恐怖のまま終わるのだと思っておりました。
絶対に自分は変わらないと思う自分の方が変わることもあるのだなあと、思いました。もしかしたら、好きになれるんじゃないだろうかと思いました。ふつうなら逃げるだけのシマヘビだったのですが、今日のそいつはしっぽをガラガラヘビのように震わせて、なおも、赤い視線を私自身の方に向けてきます。以前、田んぼの土手側を歩いていたら、いきなり鎌首をもたげたシマヘビが、びっくり箱のような感じでぴょっと出来来た時にうへあーと逃げたのですが、私が動くたんびに潜望鏡のような上半身をこちらの方に向けてきました。怒っていました。怒りそのものでした。何か俺が悪いことしたかあと怒鳴ると、さらに彼の怒りが強くなるのがわかりました。彼は言葉やその他の媒介物を通して、意志を伝達してくるのではなくて、意志そのものを対象自身の知覚機能に直接届けることができる。
今日のヤツと目を合わせていて、理解したのですが、彼らは相手の、例えば、jusaiでしたら、jusaiの恐怖そのものを利用しているのではないのかということです。もしそうなのだとしたら、彼にはそのような意志など無い。ふと思い出すのは、20年以上前に(まだjusaiはyoromiに住んでいません)田んぼにて、ryusyou寺の来客のロシア人の方に、スネークと英語で指さした時のことです。彼女は一瞬の間合いを置いて、悲鳴をあげて50メートルほど全力疾走して逃げて行かれました。確かに彼女の悲鳴の方がはるかに怖かった。そして、彼女は明らかに足元の蛇を全く、見ていなかった。ブッダの肉声にもっとも近いと言われている聖典、スッパニパータの第一章は「蛇の章」であります。そして、jusaiのミドルネームは小さい蛙であります。jusaiの一番最初のあだ名はガマでした。なんの話でしたっけ。ヘビの話をしている自分自身に驚いております。
yamagishi田
ひこばえ(去年の稲刈り後の株)から苗が自然発芽。 |
本日田植えもいたしました。
苗箱 38
米ぬかは明日。
nishitani田(小)
再び。文様が龍ですな。 |
nishitani田
花が咲いておりました。 |
なんという名前なのだろう。 |
イボ草。非常に取りやすい草にもかかわらず、秋にはスゲーことになるやつ。 |
ピアノ田
yoromi田んぼ街道。 新さんはふんとに、絵になります。 |
トラクターのクラッチがきかなくなったとのこと。これはかなりの大修理だなあと思う。が、水をかけてトラクターをきれいにしてから、点検すると、クラッチレバーとクラッチそのものを結ぶ小さなピンが無くなっていただけとのこと。それにしても、農機具自体の馬力と器具の堅牢さに比べて、本体と器具をつなぐピンに小さくて、ちゃっちーこと。トラクターもそうだったのか。という感じ。んでも、良かったよかった。
takashima田前にて復活。 |
中央ボルト締めの部分が本来はピン。問題は原因が特定されてはじめて問題となる。したがって、解決不可能な問題というものは、文法上ありえないことになる。ってほんまかいな。へびという文字がですらおそろしいオマエはホンモノだ。 |
ピアノ田向い
村田住職だましだまし、トラクターを動かす。
ピアノ田上
耕運機にて、全部をシロカキ。
ピアノ田上。 田んぼわきの小川をきれににする村田住職。 |
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