2012年3月4日

チョプよ。

飼い猫が死にそうだ。一月前までは元気だったから、今の状態との脈絡が合わせられない。それと同じくらいかろうじて生きている今と死んだあとでは脈絡がないのだろう。生まれた時から今までの思い出とともに死んだ姿を想像すると、彼には申し訳ないがいいものを見せてもらっていると思っている。なかなかみんなに名前を正確に覚えてもらえない中途半端なやつだが、名前で彼に呼びかけると彼も尻尾で答えてくれて、こっちもなんだかうれしくなってしまう。俺はチョプだったのだとわかってもらえる気がする。
あんたの方がつらそうだぞ。

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