2011年5月24日

今年も田植えができた


今年も田植えができたと冗談でよく言ってきた。だが、今年は本気でこのようなことを言っているような気がする。昔の人のことばで、末期の目で見る景色はすばらしいというのがあった。確か、芥川龍之介もなぜそんなに世界が美しいと言うのに死のうとするのかと聞かれれば、それは私がすでに死ぬことを決めているからだというのもあった。いつもフクシマダイイチゲンパツのことが頭を離れない。いや、フクシマダイイチゲンパツノモンダイが心を離れない。いや、ホウシャノウのことをいくら考えようとしてもなんにもコトバが浮かばない。考えざるをえないにもかかわらず、何を考えていいのかわからない。だれかが悪いとか誰がいいことを言っているとかいっても誰一人としてそのことの正しさを証明できないような、いやな感じ。ぼくらの開始点とホウシャノウの終点は同じ直線の上にあるような感じ。全部感じ。なんだかこの記事も終われそうにない。
けど終わる。田植えはちゃんと終わりました。以上。


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