2011年1月14日

機械の中の幽霊



あまりにもスカスカな文字のやまにいやけがさしそうになると

そのまわりのすてきですばらしい広告のやまに癒される

密室でひとりキーボードを鳴らしている男が

ほんとうは孤独からは遠いのだと知らせてくれる

しかもその広告はスカスカな文字のやまを頼りにやってきたのだ

私情をはさまない、いわばエコノミカルな行為は

たとえ機械的に誘導されたとしても好感が持てる

そのすてきな広告のやまは一人の孤独な男を

もしかしたら孤独からは遠いのかもしれないと知らせてくれる

今日はどんな広告がやってくるのだろうか

機械の中の幽霊はどんな顔をしてやってくるのだろうか

機械の中の幽霊 (ちくま学芸文庫)/アーサー ケストラー

¥1,529       (文庫で出てるとは思いませんでした)
Amazon.co.jp

幽霊よりも、スカスカな詩の方が怖くて

内容も忘れちまった本のリンクを張っちまった(中原中也風に)

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