2013年12月6日

特定秘密保護法案成立。

  昨日、今日と日雇いに行ってきました。よろみ村で呆けて暮していたので、久しぶりに行った金沢は新しく舗装された片側3車線が多く、巨大なモノ売りの店も増え続けているようで、落葉が吹きすさぶ奥能登から来た者にとっては、そこにおるだけで緊張しました。アベノミクス効果は地方にようやくやってきたようです。日雇い先の所長さんも、急激に物が動き出してたいへんなんだそうです。仕事から営業所に帰ると、一時金と書かれたボーナスの明細書が入った封筒を目の前にして社員の方方はうれしそうです。
 ネットでは、特定秘密保護法案の国会採決をめぐって、官僚と経団連のシナリオでただ言われた通りのことを演じる政権与党という陰謀論がクローズアップされています。私自身も、2流私大を出たトリプルA(麻生、甘利、安倍)がわずか1年のうちに、これだけたくさんの仕事をこなせるわけがないと思っていましたから、どのような政策も陰謀論から帰納すれば得心がいくことばかりです。しかし東大法学部はいったいどうしたんだ?何をしているんだ?
 気のせいか、昨日(12月5日)委員会採決された瞬間にネットに沈黙が生まれてきているような気がします。勢いが無いのです。法案に反対する学者さんが言っておりました。この法律は不備でおそまつなほど、効果絶大なのである。人々はますます疑心暗鬼になる。これほど、費用をかけずに国民に政権の力をおよぼせる法律はないのである。そして、とりあえず、景気も何気によさそうだし、まあ安倍も悪いやつじゃないんだから、まあいいんじゃないのおが、合わさって、(テレビでは深夜に保護法案審議を直接担当している委員長(民主党)が何の落ち度もないのに罷免されたのに、あいかわらず、お笑い芸人がトークのために身を粉にしている)システムさへ、ちゃんと稼働しているんなら少々のことはいいじゃんか、みたいな流れに、国民は流れ始めたのではないだろうか。
 一昔まえ、つい10年ほどまえ、小泉いぜんの、政治家たちの愚図がなつかしい。今となっては、アメリカの後ろ盾なしにはものも言えないことを自覚しながらもとぼけ続けていた老獪さがなつかしい。明治維新を経ているにもかかわらず、鎖国的精神を続けようとしていた日本人が懐かしい。
私のように、そのような立派なおじいしゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさん、おにいさん、おねえさんの元で安心して愚図りまくってきた人間にとって、こんなにも、急激な欧米化は困るんです。
 それにしても、なんであべはあんなにうれしそうなんだろう?

おわび。
 おじいしゃんとなっておりますが、響きがいいのでそのままとしました。

修正。

 19時31分現在、参議院本会議ではまだ採決がおこなわれていませんでした。

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